BGMのビジネスにおける効果
BGMがない
先日、小腹が空いたなと思いまして、14:00頃でしょうか。
昼時も過ぎてちょっと落ち着いた時間に蕎麦屋に行きました。
蕎麦屋と書くと洒落た感じがしますが、その辺のチェーンのお店です。
そして、まだざるそばには早いということで、かけそばを頼んで食べていたのですが、ふとあることに気が付きました。
そう、BGMがないのです。
ただただそばをすする音だけが響き渡る店内。
店員さんも2人いたのですが、会話もない。
その為、本当にそばを食べる音が聞こえるのみ。
あまりBGMのない空間というのは、貴重だったので、なんでないのだろうなと思いました。
しかし、よくよく考えたら蕎麦屋に合っているBGMというのも思い浮かばないですね。自称蕎麦好きな私が、東京一美味しいと公言している東十条の一東庵 - 東十条/そば [食べログ]もどんな音楽だったっけと思い出そうとしても思い出せないです。
BGMの効果
疑問に思った良い機会なので、BGMの効果について調べてみました。
自分が現在想像できるBGM効果
・リラックス効果
・お店の印象を決める(雰囲気作り)効果
音楽の内容(ロックミュージックとか)によっては、
・高揚効果
もあるのかなと思います。
意外とパッとは思いつきませんでした。
ネット上のBGM効果の検索結果
「マスキング効果」
良い感じのワードがいきなりヒットしました。
ある音(騒音)をある音(BGM)で隠してしまうということだそうです。
確かに、大通りに面していたりしたら、話声など騒音が入ってきますので、そんな時に、BGMは役に立ちます。
「感情誘導効果」
リラックス等と近いものがありますが、テンポや曲調で感情の誘導効果があるようです。
これは映画等からイメージはしやすいですね。
他に調べていくと、面白い研究結果がありました。
「回転率UP」
アップテンポな曲は、従業員だけでなく、客も含めて活動レベルが高まる為、食事のスピードが速くなり、結果として回転率が上がるということです。
これは是非、牛丼屋等いわゆるファーストフード店でやってみてほしいものです。
食べるのが遅い人っていますもんね。
早く済ませたいから、ファストフード店を選ぶのに待たされる。
食べる時間は3分限定、過ぎたら没収という回転率に特化したお店、あっても良いのではないでしょうか。(従業員は苦痛かもしれませんが。)
「客単価UP」
これは反対に、スローなテンポの曲を流して、ゆったりとした雰囲気で適度に長居させると、デザート等の消費が増えるからということです。
「作業効率UP」
こちらは左脳か右脳か、長時間か短時間かで異なるようです。
左脳(感覚・イメージ)には、BGMは効果的で、右脳(論理・計算)は、BGMはあまり効果が期待できないようです。むしろ、逆効果にさえなり得るようです。
長時間作業というのは、工場のライン作業等、単調な作業が予測されますので、気分の転換等、大きな効果が期待できるようです。
短時間作業は、集中力がいる作業が予測される為、そのような作業では、BGMがうっとうしく感じられ、集中力を妨げるものになる為、逆効果といえるということです。
ビジネスシーンにおけるBGMの利用
次に、どういう場所で利用されているか。
「麻酔科、産科、歯科等、医療現場」
最近、痔瘻手術しましたので、病院は非常によくわかります。
かかっていたBGMが平井堅さんでしたので、若干意味深な気はしますが、、、、
尻の穴さらしながら、このBGMとは、まさかな、と。
と話は逸れましたが、非常にリラックス効果はあるかと思います。(私は前述の理由よりあまりリラックス効果は得られませんでしたが。)
「企業」
オフィス等では、会社のイメージアップや、前述した集中力のアップの為等に使用されます。
また、部署によっては、集中力を欠いてしまう所もある為、BGMの流す時間を限定する等、BGMによって、従業員の仕事をコントロールしている部分があるようです。
以上になります。
ネタとしてBGM一つ取るだけでも 、掘り下げれば膨大な文章量の記事になってしまいそうですね。