ストロングバイ

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子供は資産なのか、負債なのか。

 

子供について考える

子供は可愛い。
無条件で可愛いものである。
無償の愛というのは、そこにだけ存在するもののように思う。
しかし、それだけが子供を作る理由になるのは違う。
2人の愛の証として残したい。
その気持ちも十分理解できるものの、果たしてそれだけで決めて良いものだろうか。
特に、女性はふと子供が欲しいとつぶやく人を見かけます。
そんな生半可な気持ちで生まれて育てられた子供は幸せになれるのだろうか。
より子供のことを現実的に考えるということで、経済的な面から考えてみます。

子供は資産

子供が資産と言えるかどうかは非常に難しいです。
人身売買が通常行われているような国であれば、換金性の高い流動資産とも言えるわけですが、そういう考え方は日本にはあまり縁がないでしょう。
さて、子供に資産としての価値が出てくるとすれば、立派な社会人にまで育て上げた時と言えます。
還暦を迎えた両親への仕送りや介護等、様々な恩恵を享受できます。

将来のリスク

しかしながら、そもそも立派な社会人になるのかというリスクがあります。
親に反発して一切援助をしない、反対に親に甘えすぎて自立しないという可能性は充分に有り得ます。
更には、大きな犯罪で損害賠償等、経済的な損失を被る可能性すらあります。

子供は負債

養育費というのは、余程の大金持ちでない限り、無視できない存在です。
子供を育てるには、2000万~3000万とも言われています。
趣味だ、嗜好品だという気軽なものではありません。
そして、何より2000万~3000万なんて大金が子供から返ってくるかというと、大抵は返ってきません。
投資という観点で考えた時、子供というのは負債と言えます。

子供は親のもの

経済的なことを書いてしまうと、やはり、子供は育ててもらっているのものだと言えます。
「誰のおかげで飯が食えると思っているんだ」というような声も、納得できる気はしますが、それを言ってしまう位なら最初から育てるなという話です。
その言葉はしつけでも何でもなくて、自身の子育ての失敗だと素直に認めるべき所なのではないでしょうか。
こうした経済的な側面から考えると、子供というのは、どこまでいっても親の所有物なのです。
虐待だ、しつけだ、自分の子供なんだから何やってもいいだろうという親が増え、社会問題にもなるわけです。
本当に変な親が増えたのか、社会が子供に対して過保護になっているのか。

国の負債

経済成長していた日本において、子供は非常に大切な存在だったかもしれません。
しかしながら、現代の日本社会では、親にとって、子供は大きな負担となり、子供自身も将来に大きな希望を抱きにくいという状況です。
こうした想像が出来ない親の子供が増えていくことは、日本社会にとってもただただ損失でしかないように思います。
日本社会が大きく変わらず、このまま人口減少が続き、国力も低下していくということであれば、生まれてくる子供は国にとっても負債なのかもしれません。