「俺変態だから。」という言葉はもう止めにしよう。
男女問わず、「俺変態だから」、「私変態だから」と言ったことがある人は多いのではないかと思います。
それ位ありふれた言葉で、いわば挨拶に近いものでもあります。
この言葉は非常に効果のある牽制の言葉と言えるでしょう。
自分は変態であるということを先に伝えることで、相手のフィルターを操作します。
一見すれば、真面目だったり堅そうに見える人でも、この一言があると、少しだけ親近感が湧きます。
実は、きっと誰もが変態であるからこその共感による、親近感の発生ですね。
しかし、
「えっ?変態なの?最低!!」
ってビンタかましてくる女性も中にはいるかもしれませんので、そういった人には通用しないですね。
どうしても変態っていうとどうしてもそういう性的に感じる人が多いと思います。
しかし、意味として、それだけではなく、ちょっと自分変わっているかもしれませんという謙遜の意味で使うこともあるので、変態ですという言葉だけで、引いてしまう方もそこそこ変態なはずなんですね。
さて、この「私変態だから」という言葉、これから私が話すこと、行うこと、ちょっと変わってますけど、あまり気にしないでねという多くの意味を含ませることが出来る言葉ですが、そろそろ使わなくてもいいでしょと思います。
自分含めて、人には個性というものがあるわけですから、広義で言えば誰もが変態なわけです。
わざわざ言うほどのことでもないんじゃないかなということですね。
それを言われても秀逸な返答は出来ません、というより反応に困ることの方が多いですよね。
確かにそういうとこあるよねなんて、認めてほしいのか、それとも前述の女性ではないですが、蔑んでほしいのか、一体何なのかって言いたいですよね。
また、私が思うに、「私変態です」と言うことが出来る人には至って普通の人が多いです。
本物の変態は、自分の変態さを公にしません。
一番質が悪いのは、そもそも自分が普通であると思っている人です。
変態ですと名乗る人は、そこそこ自分を客観的にみることが出来る限りなく普通の人です。
変態なんて比べたらキリがないですし、変態主張はもう止めようって話です。
皆そんなことは知っているよということです。
しかし、例外として「私変態です」と言った後に、自分がどのように、如何に変態であるかをきっちり説明できる人がいるのなら、そんな人には変態主張を認めざるを得ないでしょう。
恐らくこういう人はきっと隠し事もないような素敵な人なんだろうなと思いますね。