ストロングバイ

毎日ストロングバイ。人生はストロングバイです。

歌が上手くなりたい ~歌の上手さの基準~

 

歌が上手いという基準

歌が上手いという基準は非常に難しいものです。
芸術というものの明確な基準を定めることは難しく、歌が上手いというのもその一つです。

人によって感じ方は異なる。

誰かにとって歌唱力が高いと思われていても、他の誰かにとっては、別に上手いと思わないと判断されてしまうものです。
例えば、テレビに出るようなミュージシャン等は、ただそれだけで歌上手いねと言われることもありますが、決して「メディア出演している=歌唱力が高い」訳ではありません。テレビ出演される方等は、見た目等の容姿の他、トークであったり、そもそもメディア向きがどうかというのが非常に重要な要素です。
音楽番組が全て歌唱力重視であれば、出演者にアイドルばかりが連ねるものにはならないでしょう。
勿論、アイドルと一括りにされてしまう方にも、歌が上手い人達もいます。
しかし、本当彼ら、彼女たちがいよいよ歌が上手くなった日には、歌唱力だけの人なんて目も当てられない事態になりそうではありますが。
今日の音楽番組は、音楽自体はバックグラウンドとして流す程度で、ショーを見せるという感じに近いのだと思います。
歌が、彼らのダンスを引き立たせる為にあります。
その為、現在のメディア基準で歌の上手さを判断してしまうと、恐らく歌の下手な人になってしまうかと思います。
ダンスを踊る彼ら彼女たちを見て好きになって、この曲も良いよねとなる流れはわかりますが、その歌を上手く感じるのは、その人達が純粋に好きであったり、声が好きというものから来る感想です。

歌の上手さの判断基準

さて、ここで歌が上手いという基準を書いていきます。

  1. 音程が取れる
  2. 声量のコントロール
  3. 声質が良い

音程が取れる

正しく音程が取れることは、歌の上手さという部分で一番大事な部分だと思います。
どんなに声量があっても、声質が良くても、音外していたらどうしようもないです。
例えば、ドラえもんのジャイアン、そして、名探偵コナンの江戸川コナン。
私はちなみに、今のジャイアンの声は知らないのですが、きっと馴染んでいる皆さんからしたら良い声なのでしょう。また、江戸川コナンも同様、慣れ親しんだ良い声です。
しかし、二人とも歌った時はどうでしょう。
下手ですよね。
勿論、声優さん(江戸川コナン役の高山みなみさんは歌も出している)ですから、ある程度演技しているとは思いますが、その方法として、歌の上手さで重要な音程を外しています。
「えー、ジャイアンもコナンも歌ちょっと下手だけど癖があって良いよね」なんて言ってしまう人は、この記事に呼び込んでしまって申し訳なく思う位、歌が上手くなる事はないかと思います。

声量のコントロール

YOUTUBE等で見かけるのですが、声量がすげーとかいうコメントを見ることがあります。
そもそもマイク越しなのに、よく声量なんてわかるなと思います。
また、声量がある=歌上手いと思っている人が一定数いるんだなと勉強になります。
何でもかんでも馬鹿でかい声で歌っていれば良いものでもないです。
声量があるということが大切なのではなく、声量のコントロールを行い、歌に強弱を付けることが大切です。
このように、歌に表現を加えることが出来る為、声量はある方が良いです。
また、男性と女性でカラオケに行ったりすると、男性が自分基準でカラオケの音量を設定してしまったりして、女性の声があまり聞こえないという場合もあります。
声量ある人基準で設定されると、自分の声が聞こえなかったりとせっかくのカラオケも楽しくなくなってしまうので、こうした理由からも声量に自信ない方は気をつけてみましょう。

声質が良い

声が良いなんて言われてみたいですよね。

すみません、良く言われます。
私の場合は、高校生の時に近所のおじさんから言われたのが始まりです。
「歌い手になりなよ、歌い手に」

ちなみに、歌い手とは歌手のことです。
今でこそ「歌い手」と検索すると、ニコニコとかそういう感じになってますが、昔の人は歌手のことを歌い手と呼んでいます

最上級とも言える褒め言葉を頂いたことで、初めて自分の声を意識するようになったわけですが、だからと言って、声に関わる仕事がしたいとか思ったことは一度もありません。その他にも、伯父から「変声機でも使っているのか。」と冗談で言われるような声です。若干特徴もあるのでしょう。
そんな私ですが、歌を歌うと更に言われます。
一度、学生時代の友人から、その声で話せばいいのにという訳のわからないことを言われ、困惑したことを覚えています。
オペラじゃあるまいし、そんなこと普段から出来るかと。

さて、声質が良いということは、音程がちょっとずれていようがカバーできる可能性があります。声質が良いと雰囲気でごまかせるものです。
第一声発して、上手いという雰囲気が作られたら、もう後は大丈夫です。
途中から人は歌を聞いていないという独自理論に基づき、突っ走れます。
しかし、そういう小手先ばかり使って、完全に上手い人扱いされると、結婚式の余興で歌ってくれということにもなりかねません。
数曲は完璧に歌い上げられるようなものを持っておくと良いと思います。

自分が出来そうな所からやってみる

こうした上手いと言われる可能性の高い要素を抑えていくことで、確実に歌が上手くなっていくと思います。
具体的な方法等については、次回以降に書いていきます。