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しまだ大井川マラソンinリバティ2017 台風でも7割参加、完走率は9割

 

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初フルマラソン

しまだ大井川マラソンinリバティ2017はこんな大会。

フルマラソンの部

エントリー者数:9,478人
当日出走者数:6,609人(69.7%)
完走者数:5,923人(89.6%)
男子総合優勝:鈴木 忠 (浜松市・29歳) 2時間16分33秒 <大会新記録>
女子総合優勝:片山 志保 (北海道・39歳) 3時間01分11秒

 

10kmの部

エントリー者数:1,410人
出走者数:877人(62.2%)
完走者数:875人(99.8%)
男子総合優勝:酒井 一 (浜松市・23歳) 32分27秒
女子総合優勝:中川 恵美 (浜松市・39歳) 39分18秒

参考:島田市役所HP島田市/しまだ大井川マラソンinリバティ

フルマラソンに限っていえば、台風でも7割、そのうちの9割の参加者が完走。

初フルマラソン、大荒れの予感

第9回しまだ大井川マラソンinリバティの一週間前に台風が発生。
当時は、大会が開催される来週ではなくて良かったと思っていた。
しかしながら、大会を週末に控えた週の半ば。
まさかの台風22号発生。
2週連続週末の台風。
世間でも休みの日に出かけられない等、嘆きの声が聞こえてきたが、マラソン界隈は特にざわついていたように思う。
第9回しまだ大井川マラソンinリバティが開催される10月29日には、他にも、横浜マラソン、金沢マラソン、富山マラソン、水戸黄門マラソン等々、大規模な大会が予定されていたのだ。
横浜28000人、金沢13000人、富山12000人、水戸黄門10000人、そして、しまだ8000人。
10月29日に全国で7万人、東京マラソンの倍を超えるランナーが走る予定なのだ。
なぜ、こんなに大会が重なっているのかは不明だが、台風が来ていようとも、ランナーの気持ちはただ一つ。
走りたいという気持ちではないだろうか。

しかし、そんなランナーの期待をよそに、前日の10月28日には、横浜マラソンが大会中止を決定した。
横浜マラソン中止の情報はヤフーニュース等にも出ていたほどだ。
横浜マラソンがこんな決定をしたら後に続くところも多いのではと私は不安になっていた。
そんな発表もあったからだろうか、しまだ大井川マラソンの公式ページは、開催の確認の為に殺到していたのか夕方から繋がりにくくなっていた。

しまだ大井川マラソン 当日の朝に開催決定

当日の6:30までに開催の可否を発表するとしていたしまだ大井川マラソン。
結局、しまだ大井川マラソンの公式ページは朝まで繋がりにくく、島田市のホームページから当日の午前4時に開催決定の発表があった。

出走 初めての42.195kmへ

無事、島田駅に到着。
当然だが参加者でごった返していた。
しかし、外に目を向ければ、大雨。
「えー、無理無理、走れない、帰ろうよ!』なんて女の子の声も聞こえた。
私自身、外の光景を見て、マジかよとただ笑うしかなかった。
傘をさして、スタート地点である島田市役所を目指す。
荷物の受け取りの時間も設定されていたはずだが、結局出走ギリギリまで受け付けていたのではないだろうか。
それくらい、大雨の中の大会は混乱していたように思う。
私もできれば、こういった経緯も含めてマラソン大会を楽しみたかったのだが、とにかくさっさと終わらせたいという気持ちがあり、走り出したくて仕方なかった。
島田市長のお話等々、スタート前にあったが、聞いている余裕もなかった。
現地には早く到着したわけではなかったので、ちょっと準備運動しているうちに出走の時間になった。

レース展開

スタートは失敗。
自己申告したグループの中で多分私は早い方だったのだろう。
グループのペースがゆっくりで思ったように前に進めないのだ。(とはいえ後々失速するのだが。)
そして、7キロ地点くらいだっただろうか、大きな水たまりが現れる。
避けようにも、道いっぱいに拡がっていて避けようがない。
後は野となれ山となれだと、水たまりに飛び込む。
私のオニューの靴がと思いながらも走り続ける。
この辺で少し心が折れる。
しかし、みんな同じ条件とすぐ立て直し走り続ける。
途中で世界一の長さを誇る木造歩道橋の蓬萊橋を見ながら、もっと天気が良ければなんてことを考えていた。
そう、何かを見る余裕が全くないのだ。
雨によって視界も狭かったように思う。
そのまま、20キロ過ぎくらいまでは何事もなく、走り抜ける。
そう、私はハーフまでは走ったことがあった。
いや、ハーフまでしか走ったことがなかった。

リタイアなのか

20キロ過ぎから心拍数が190を超えてしまった為、ペースを落とすことにした。
一度最高心拍数として205をつけたことがあるが、経験上、心拍190で走り続けるのは不可能と判断。
心拍数を落ち着かせる為にペースダウン。
ペースダウンさせて走ること5キロほど、25キロ地点だろうか。
心拍数を落ち着かせることには成功したのだが、今度は足がついていかない。
ついていかないというか、元のペースに戻すことができない。
心拍数なら整えられると思っていたので楽観視していたが、足にきてしまったことで、リタイアが頭の中によぎる。
歩いてしまうくらいならリタイア、そしてそもそもこんな雨の中、走りたくないという気持ちになってしまった。
台風だし、言い訳できるよななんて弱い自分が出て来ていた。

こいつら何なの?

さて、とりあえずリタイアするんだから歩こう歩こう。
もう歩く寸前だった。
しかし、1ランナーとして、歩く時は他のランナーの邪魔にならないようにしようと思っていた。
どの辺を歩こうかとコースと人の流れを見ていた。
しかし、そこで気づいた。

(みんな走っているよ。
何でこんなに走り続けてるの?
こいつら何なの?)

 

元気をもらった。
みんなが走っているんだから、自分だけやめられないよなと思えた。
良い記録は出せないかもしれない。
しかし、LSDペースのキロ7分だったらずっと維持できるのではないかと考えた。
頭の中で後どれくらいで着くか考えながら走った。
そして、走りながらしっかり飲むのは結構難しいので、給水所ではしっかり立ち止まって飲み食いするようにした。

33キロ地点の大エイド

ここは嬉しかった。
25キロから33キロ地点はとにかく苦しかった。
しかし、他のランナーに元気をもらえたのと、大エイドを迎えずしてリタイアできるかという想いで走り続けた。
大エイドは片っ端から食べた。
何で最初にラーメンやねんとは思ったが、この大エイドには3分くらいはいたと思う。
ここでしっかり食べたことで回復。
後9キロ、これいけるわ。

初フルマラソン完走 サブ4達成

ゴール目前。
後ちょっと、後ちょっと。
ここまで来たのなら完走は間違いない。
それならば一秒でも速い結果で終わりたい。
結果はサブ4達成。

目標には遠く及ばなかったけれど、とりあえず完走できて良かったのかと思います。

関係者、参加者、ボランティアの皆様に感謝

関係者の皆様、大会開催の決定ありがとうございました。
参加者の皆様、みなさんのおかげで完走できました。
大雨の中で7割が参加とは驚きです。
ボランティアの皆様、ただでさえ雨で冷えるし、足元も悪いのに、何で来てくれたのという疑問すら湧いてきますが、エイドの供給や力強い応援、これがあったからこの悪天候で参加者の9割が完走できたのだと思います。

最悪の天気でしたけど、素晴らしい大会だったと思います。
次は是非晴天の下で、完走後芝生の上で寝転びたいです。
レース中はビチョビチョ、完走後はドロドロでしたから笑
来年も参加したいと思います。
今回の大会開催で、しまだ大井川マラソンはどんな悪天候でも中止しないと評判になって、来年は横浜マラソン組が流れてくるかもしれませんね。